HOME >> 吉岡淳BLOG スローカフェムーブメント
カフェスロー代表吉岡が、自身の活動を通して、「本当の豊かさ」を追求する人々や出来事との出会いを綴ります。

「国分寺をスローシティに」を目指して

5月下旬、35回目の韓国・北朝鮮(内3回が北朝鮮)への旅に出た。

今回の旅の目的は、イタリア発祥のチッタスロー(スローシティ)に認定されている韓国のスローシティを訪問し、日本での展開方法を探ること。幸運にも今年3月、チッタスロー発祥の地、オルビエートをピースボート乗船区間中に訪問する機会を得た。ローマとフィレンンツェの中間に位置するその町は小高い台地の上にあり、中世の佇まいをほぼそのまま残す小都市。人口2万人前後で、「世界で一番旨い白ワインの産地で、これまた世界で最も美しいファサードをもつカテドラルがある」と住民が自慢するほど素敵な町である。

チッタスローになるには、スローフードが確立されていて、伝統的な町並みや伝統産業が残っているなど50以上の細かな条件を満たさなければならない。現在アジアでチッタスローに登録されているのは韓国の7自治体のみである。今回は百済発祥の地・全羅道にあるタミャンとシナンを訪問した。  

タミャンは、韓国伝統の木造平屋建て家屋が数多く立ち並び、それを石積みの塀が取り囲む美しい町並みが残されている。
竹の産地としても有名で竹製品が伝統産業である。そこに、韓国女性を妻に持つドイツ人のビンドリムさんが経営する蜜蝋工場とショップがあり、韓国女性環境ネットワークの活動拠点にもなっている。伝統的な家屋の中には、日本統治下に建てられた日本の建築様式を取り入れた韓国家屋も残っていて、興味深い。


シナンは、韓国で唯一残る完全天日干し製法による塩の産地である。韓国の西南海岸に位置するその地域は、ラムサール条約の指定地やユネスコの自然保護区に取り囲まれた自然環境に恵まれた地域である。ここで生産されている塩は、世界で最もミネラルや酵素の含有量が豊富で、その塩をウインドファームが輸入販売している。
また、塩博物館や塩サナトリウム、塩レストランがすでにあり、NPO法人インフォメーションセンターとの提携による牧場が今年完成し、ホースセラピーやホーストレッキングもできる、新しいコミニュテイ創りが現在進められている。  


この二つのスローシティは、311後の世界のコミ二ュテイ・モデルとして期待を集めている。また、国分寺市で昨年から始まり、カフェスローも積極的に関わっている地域つながりを盛り立てるお祭り「国分寺再発見ーぶんぶんうぉーく」の到達目標の一つとして、「スローシティ」を目指す試みが今年から行われる。

なお、日本全体のスローシティの取り組みは、「スローフードな人生」の著者で知られている島村菜津さんと吉岡が中心になってこのムーブメントを展開する準備を進めている。その候補地のひとつが日本海に浮かぶ人口350人の島「粟島」。来年オープンを目指すスローカフェの準備の一環として、今年の夏、カフェスローは実験的に粟島にカフェを出店する予定。      

カフェスロー 吉岡淳



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